2024年9月5日木曜日

きのホ。 AJIHEN ツアーファイナル東京公演(8/24/2024 duo MUSIC EXCHANGE)

 新アルバム都スカイハイがあまりにも良くて興味が膨らんできたところにアコースティック&バンドセットのライブがあると知ってこれは行かないわけにはいかないと参加を決定しました。そんな感じなので、あのフロアの中では最もきのホ。のライブを知らない部類の人間だったと思います。

昼の部

アコースティックといいつつも幅広いアレンジが楽しめるライブでした。

桃源京、馬鹿と煙で曲をじっくり味わい、落ち着いて見ることになると思いきやMC明けの相合傘はまさかのサンバ!一転してずっと体揺らして楽しんでました。渋滞も衝撃的。まず小清水さんのラップに度肝を抜かれ、バンドメンバー紹介、ソロ演奏と一曲の中でこんなに楽しんでいいのかと盛りだくさん。かと思えば爛漫、晴天ではこちらの心の奥深くを刺激してくるような情感たっぷりのパフォーマンス。

そして圧巻だったのは夕立雲。魂のこもったMCを終えた小花衣こはるさんがギターをかき鳴らして歌う姿にまず引き込まれ、そしてそれに呼応するようにメンバーにもバンドにも広がっていって会場全体が幸せな空間でした。

今回の編成で実感したのがメンバーのエンターテイナーっぷり。そもそもこんなツアーを企画する時点でファンを音楽で楽しませようというチャレンジ精神たっぷりです。その上で楽器演奏やパフォーマンスにそれぞれの個性が際立っていて、なのにというよりだからこそ全体で見て良い形になっているように感じました。


夜の部

先にバンドが登場し、メンバーがひとりひとり高らかに紹介されていくところでまずテンションが上がる。そして最後に呼ばれた御堂莉くるみさんのパワフルなボーカルから始まるクラベチャウ!オープニングから心を鷲掴みにされました。

そして麗しのタンバリン、TEAとアルバムの熱量強めの曲でたたみかけられ(バンドサウンドが超似合う!)、その後のMCで息を整えている時点で最高のライブになると確信しました。

この流れの中のグッドサインのフロアみんなでサムズアップ→反面教師の流れは最高潮の盛り上がり、初披露の都スカイハイでは空気が一変しました。夏も後半となったこの季節にぴったり、扇子も相まって切なさと鮮やかさを演出してくれました。

相合傘、夕立雲はまさにツアータイトルの「AJIHEN」の楽しみがあり、モーニンググローリーのMCで予習した奇妙なコールも楽しい。

さてここまでアルバム曲中心で今のきのホ。の魅力を最大限に見せてくれて、アルバムを聞いて来た私にとっては期待通りのライブで非常に楽しかったです。

その印象をさらに覆してくれたのが御守ミコさんのMC、そして続くきのみきのままでした。MCを経たきのみきのままの歌詞が決意表明のように聞こえてきて、変わらない根っこを持ちながら変化していくきのホ。のこの先が見たいと強く思わせてくれました。


昼夜通してライブのクオリティが素晴らしかったわけですが、それだけではなくてファンがきのホ。を愛している理由に納得する、そんなライブでした。これからどんなグループになっていくのか本当に楽しみです。

音源とライブの距離感からRAY『White』を語る

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