えのぐ 大絶響祭2023WINTER #ONEDAYMORE (12/30/2023 立川ステージガーデン)
2023年の末に開催されたVRアイドルえのぐのワンマンライブ、大絶響祭2023WINTER-ONE DAY MORE-。 独立前最後のライブ……ではありますが、毎回手を変え品を変え新しいパフォーマンスを見せてくれるえのぐのワンマンライブを楽しみましょう、という気持ちで立川へ向かいました。 2023.12.30(sat) 「大絶響祭 2023 WINTER - #ONEDAYMORE -」セットリスト pic.twitter.com/KounO8paoF — 鈴木あんず Anzu Suzuki(えのぐ) (@anzu15_225) December 30, 2023 第1陣 今回のOvertureはDJを意識したノリの良い曲。さらに階段が割れて出てくるDJ、きらびやかな照明、ダンスチームと視覚的な効果も意識しているようで期待が掻き立てられます。 初っ端の曲は2023年のえのぐの代名詞、星は三度瞬く。当然テンションは爆上がり。さらにIt's 笑 time!のDJパフォーマンスで総合ライブエンターテインメントを強烈に印象付けます。 ライブのために結成されたダンスチームの存在感も負けていません。Dreamin' WorldやYeLL for Dearはダンサーが加わったことで振り付けがよりわかりやすく楽しめました。 第1陣では他にも、楽曲の魅力をじっくりと見せてくれたように思います。 DJが加わってさらにケレン味の増したギザギザコミュニケーション、ハードなサウンドを完全に自分たちのモノにしたPossible、後半戦でも熱さは最高潮の栞。 圧巻だったのはMCで岩本町芸能社の廃業、そして独立を語った後に歌った本編ラストの「えのぐ」。始まりの曲であり、でも曲調が対バン向きではないからかライブで披露の機会はそれほど多くなく。でもこの日の「えのぐ」は最上の仕上がりでした。 そして、一番突き刺さったのがアンコール最後のBrand new stage。サウンドも歌詞もポジティブなパワーたっぷりの曲をここで持ってくる。不安定な未来を抱えているにもかかわらず、いやだからこそ「とびきりの未来が待ってる」と歌うのだという強さ、アイドルとしての矜持といってもいいでしょう。それが無性に泣けてくる。Brand new stageがこれほど泣き曲になるとは思いませんでした。 第2陣 ...