fishbowl テンセイ 静岡(3/20/2024 LIVE ROXY SHIZUOKA)
大盛況だったfishbowlの新体制初ワンマンです。
お披露目が終わったばかりの新体制、開演前から期待が集まっているのを感じました。そしてそれ以上の今のfishbowlを見せてくれたライブでした。
➤2024.3.20
— fishbowl (@fishbowl2021) March 20, 2024
➤#fishbowl 新体制初ワンマン「テンセイ」
➤LIVE ROXY SHIZUOKA
𐬺𐬺𐬺𝐒𝐄𝐓 𝐋𝐈𝐒𝐓𐬺𐬺𐬺
1.深海
2.猛獣
3.踊子
4.尻尾
5.七夕
6.二兎
7.半分
8.熱波
9.平均
10.一雨
EN1.朱夏
EN2.四季(新曲)
EN3.九天
たくさんの方にお越しいただき
ありがとうございました🐟🫧… pic.twitter.com/RWXMxOCi1X
1曲目はデビュー曲でもある深海。青い衣装がよく似合ってます。木村日音さん作、新振り付けの披露でした。元の透明感あるしなやかさは踏襲しつつ、時に躍動感で魅せる。曲の、ひいては「深海」ということばの持つ解放のイメージがより強調されたようなダンス。新しい面が見えて、でも変わらない魅力もある。確かなセンスを感じる、fishbowl結成時からこの人がいた影響ってデカいんだろうな…。
次の猛獣も良い。深海とはうってかわって獰猛なパワフルさ。横幅が狭めのROXYのステージでもアクティブです。さらに踊子、尻尾とトーンの違う曲が続き、表現力を存分に見せつけてくれます。
そして予想外の七夕!歌唱に集中して楽しませる曲も用意してくれるのは新体制のいろんな側面を見せようという気概の現れでしょうか。穏やかな気持ちで聞き入りながらも、「君の願いが叶えばいいな」のユニゾンでしんみりと。
後半では二兎、半分とコーレスの楽しい曲が続き、新メンバーもノリノリでこっちのテンションもあがります。
そしてライブでは常連の熱波。人が増えた分「ねっ、ぱっぱらっぱ〜」の動きが華やかで楽しい。ラスサビではタオルをぶん回す!(事前物販でタオル買ってなくて後悔…)続いての平均、五人となるとジャンプもアウトロの回る振りも壮観。
そして新体制の新曲、一雨。本当に良い曲。日音さんのカウントからスタートするのが熱い(三島のお披露目のときとごっちゃになってました)。何気ないワンフレーズワンフレーズが沁みる。サビの傘ダンスや淡い過去になるところのかわいさ。2番のAメロで全員ユニゾンから短いフレーズで歌い継いでいくのが良い…と好きなところは語りきれないほど。
盛り上がりのままアンコールへ。朱夏で爽やかに始まります。結成から3年、もう新人ではなくて、でも新しい形になろうとするfishbowlが歌うこの曲も良い。
続いてはまさかの新曲、四季!いきなりなので衝撃のまま見てて記憶が曖昧ですが覚えてる限りで書くと…ノリが良くてダンサブル。とにかく楽しい。新間いずみさんの大人っぽいボーカルが印象的。今までにないタイプの曲なのでこれからのセトリが楽しくなりそう。
MCではツアーの発表という嬉しいお知らせがありつつ、最後にもう1曲。もともとここで終わる予定だったけど急遽「間に合った」という九天。改めてめちゃめちゃ良い曲、終演後の夜にぴったりの雰囲気の終わりとなりました。
というわけで大満足のライブでした。ワンマンライブとしては新体制初だったわけですが、新メンバーふたりの影響はかなりのもの。パフォーマンス力で即戦力という以上に、fishbowl内での役割を確立し表現の幅を広げているような印象を受けました。
佐佐木一心さんはアイドル経験者で実力はお墨付きだったわけですが、想像以上。総合的に能力が高い。なかでも注目したいのは、新体制では歌割りで今までソロだった箇所をペアで歌うところがいくつかあったんですが、ユニゾンがどれも綺麗。桃子さんとならとびきりかわいく、ザーラさんとは澄んだ響きに。ソロパートで力強い歌い方もできる人だと確信したので、由依さんとのパワフルな組み合わせも見てみたいです。
齋藤ザーラチャヒヨニさん。緊張している様子もありましたが、それ以上にライブを楽しんでいる姿が印象的。そしてもちろん長いダンス歴から繰り出されるキレの良い動きは大きな武器です。押しも押されもせぬダンス担当がいる中に入ってどうなるか…と思っていたけれど、2人いることが新しい世界につれて行ってくれるような気がします。朱夏や新バージョンの深海のような、要所要所に決めどころのある振り付けではあのダンスが生きる。個人的には茶切 dope sideが絶対格好いいと思うので待ってます。
既存メンバーの良さも再確認しました。
大白桃子さん、見せ方に磨きがかかってます。どの瞬間を切り取っても美しい。ハーフツインを披露するのも素敵なサービス精神。
最近ますます歌の中での声の活かし方が洗練されてきた新間いずみさん。この声を聞いて、新体制でも変わらないfishbowlの良さを感じます。
木村日音さんは前述の新振り付けもあり、パフォーマンス面で多くを背負うようになったのかもしれません。そんな中でも自然体で、音楽を好きな気持ちが伝わってくる。ほんとに魅力的です。
良いライブなだけにここに由依さんがいないのが残念ではありますが、裏を返せばこれ以上がある、ということで。今後のfishbowl、いろんな意味で見逃せないです。
コメント
コメントを投稿